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2017年5月20日 (土)

日本経済新聞朝刊コラム「美の十選」

2017年4月6日から4月24日まで、日本経済新聞朝刊の最終ページに10回にわたるコラムを連載しました。

「美の十選」という定番のコラムで、人気があるコーナーということだ。執筆者それぞれの内容によって、表題は変わり、今回の自分のコラムは「よみがえる実像 十選」としました。

4月6日の第1選  高橋由一「宮城県庁門前図」(宮城県美術館)

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地塗りの中に見られる石灰質ナンノプランクトン

4月7日の第2選 重要文化財「聖フランシスコ・ザビエル像」(神戸市立博物館)

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顕微鏡で拡大して見える頭光の線。黄色の線の下に濃緑色の線が残っている。

4月11日の第3選 荻原守衛「重要文化財 女」(東京国立博物館)

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ブロンズ製作に関わった面々。前列右が鋳造を担当した故橋本明夫(当時教授)。

4月13日の第4選 ヤーコブ・ヨルダーンス「ソドムを去るロトとその家族」(国立西洋美術館)

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天使の赤い衣の部分のクロスセクションを透過光で観察すると、ルーベンス作品の場合は絵具の塗り重ね回数が少なく、したがって断面が極めてシンプルな層である。

4月14日の第5選 重要文化財 白練緯地松皮菱竹模様小袖」(東京国立博物館)

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修理前の状態。修理後は袖の長さ、身幅を大きくした。

4月17日の第6選 ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」(ルーブル美術館)

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作品を輸送してきたエアバス社の大型貨物機ベルーガから格納容器を降ろす様子。

4月18日の第7選 重要文化財 紙本著色聖母子十五玄義・聖体秘跡図」(京都大学総合博物館)

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被聖天のマリアの部分を近赤外線で撮影すると、彩色の下から見事な墨線が現れた。筆の使い方から、日本人絵師のものと考えて間違いないだろう。

4月20日の第8選 立原位貫「渓泉斎英泉作 今様美人十二景 おてんばそう 深川すさき弁財天」(アルテ・ビンクロ位貫蔵)

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立原位貫さんの自叙伝。スタートはジャズマン。

4月21日の第9選 海保オルガン社製「リードオルガン」(陸前高田市立博物館)

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東京国立博物館本館大階段で行われた天に響けの録音。

4月24日の第10選(最終回) 狩野永徳「国宝 檜図屏風」(東京国立博物館)

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修理は絵具の剥落止めから開始。

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    海鳥社 2012 日本設計の池田武邦さんがハウステンボスの設計にかけた情熱とその源泉について、ドキュメンタリー的に記されている。茅葺に興味があったので手に取ってみたが、ハウステンボスの設計思想とその実態について初めて知ることが多く、ぜひ一度行ってみたくなった。
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    一緒に仕事をする機会には恵まれませんが、いつも気になっている方が仏像と修理について書き下ろした本です。
  • ★バージニア・リー・バートン 著 まなべ まこと 監修 いしいももこ訳: 『せいめいのれきし』 改訂版
    恐竜研究の第一人者・真鍋真氏が監修した絵本。絵本と言ってもかなり高度な内容です。生命のバトンタッチを分かりやすく描いたもの。
  • ★日本博物館協会 (編集): 『博物館資料取扱いガイドブック-文化財、美術品等梱包・輸送の手引き-』
    美術品梱包輸送技能取得士認定試験の制度が始まって4年が経ちます。認定試験を受ける人のための教科書であるとともに、美術品の展示、輸送に携わる人々にもとても役立つ本です。
  • ★ケヴィン・ヘンクス著 多賀京子訳: 『マリーを守りながら』
    自分にも娘がいるが、少女のころの彼女の気持ちを理解、解りあえることは難しかった。父親と幼い娘の間の気持ちの揺らぎを描いた作品。
  • ★藤沢修平: 『三屋清左衛門残日記』
    60歳で定年後、特任研究員として再雇用された時、これから先の時間を如何に過ごすか想像できなかったとき、ご隠居という言葉を理解しようと思って読んだ本。
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    イギリスの山肌に描かれた巨大な白馬の絵。その起源を求めて太古の物語にヒントを得て描かれた本。敵に滅ぼされた部族に生き残ったわずかな人々が新天地に旅立っても、彼らの先祖が馬乗りの名手であったことを地上に永遠に刻み込むために、敵方のために描いた白馬。
  • ★K.M.ベイトン著 山内智恵子訳: 『駆けぬけて、テッサ』
    血統には恵まれてはいるが、視力に問題を抱えたサラブレッド・ピエロとともに、自分の道を懸命に探し続ける少女テッサが苦難を後超えて、グランドナショナルで勝利をつかむ物語。馬の心理描写が素晴らしかった。
  • ★夢枕獏: 『大江戸恐龍伝』
    真友の立原位貫さんが装幀と各巻扉絵を描いています。