« 2016年1月 | トップページ | 2016年3月 »

2016年2月

2016年2月14日 (日)

3.11シンポ『津波被災文化財再生への挑戦』

シンポジウム

津波被災文化財再生への挑戦-東日本大震災から5年-

東日本大震災の発災から5年が経過します。被災地では懸命の作業が続いていますが、復興にはまだまだ時間が必要とされています。 被災した文化財については、文化財レスキューが一段落した今、現地では被災資料の再生に重点が移っています。

本シンポジウムでは、膨大な数にのぼる安定化処理や修理作業の状況と課題、そして博物館の再生が現在どんな段階を迎えようとしているのかを紹介します。また、今後予想される大規模災害に対して、何が注目され、今どんなことが始まっているのか、6人の専門家が討論します。

ハンボルト大学津波防災センターのロリー・デングラー教授は、被災地から太平洋を漂い2年かかってカリフォルニア州クレセントシティーに漂着した練習船かもめを確認し、陸前高田へ返還するきっかけを作られました。基調講演では専門の津波防災、そしてクレセントシティーと陸前高田市の高校生の間に生まれた友情と絆、そこから生まれた絵本についてお話しいただきます。

シンポジウムの最後は、CD「天に響け」で津波被害から復活したリードオルガンの演奏と作曲を担当したピアニストの中村由利子さんの演奏で、復興への祈りを東北に届けます。

主    催: 津波により被災した文化財の保存修復技術の構築と専門機関の連携に関する プロジェクト実行委員会

開 催 日: 平成28年3月11日(金) 13時30分~17時00分

会    場: 東京国立博物館平成館大講堂

プログラム:

13:30-13:40 開会挨拶 東京国立博物館長 銭谷眞美

13:40-14:40 基調講演「大津波と被災地交流(仮)」 米国ハンボルト大学津波研究センター ロリー・デングラー教授

14:46-14:47 黙祷

14:48-15:00 休憩

15:00-16:30 パネルディスカッション

復興について) 半田昌之(日本博物館協会) 熊谷 賢(陸前高田市立博物館)

(技術について) 赤沼英男(岩手県立博物館)

(組織について) 栗原祐司(国立文化財機構) 益田兼房(国立文化財機構)

(使命について) 神庭信幸(東京国立博物館)             

16:35-16:55 ピアノ演奏「天に響け」他 中村由利子(ピアニスト・作曲家)

16:55-17:00 閉会の言葉 岩手県立博物館長 中山 敏

定 員: 300名 参 加 費: 無料

申込み方法:

平成28年3月4日(金)までに、Eメールにて、お申し込みください。
件名を「シンポジウム参加希望」として、①所属、②氏名とふりがな、③連絡先電話番号、 ④Eメールアドレスをお書きください。
申込み・お問合せ先: 日本博物館協会「津波被災文化財シンポジウム係」
Eメール: webmaster@j-muse.or.jp / 電話:03-5832-9108 / FAX:03-5832-9109    

2016年2月 4日 (木)

いつまでもともだちでいようね

陸前高田市の海岸から2011年3月11日の大津波によって流れ出し、米国西海岸のクレッセントシティーに高田高校の練習船”かもめ”が漂着したのは2013年。その間約二年の航海であった。

漂着した船を調べたハンボルト大学津波研究センターのロリー・デングラー教授が陸前高田市役所に連絡をして、高田高校の船であることを確認した。その時、市役所の海外広報ディレクターとして働いていたのがアミア・ミラーさん。アミアさんがその連絡を受け取った。

クレッセントシティーのデルノート高校の生徒たちはかもめを高田高校に返還するために立ち上がり、募金活動を始めたことが契機となって、大勢の人々に支援の輪が広がり、2013年に”かもめ”は高田高校に無事に戻ってきた。

それ以来、高田高校とデルノート高校はたがいに隔年で相手校を訪問しあい、交流を深めている。不幸な災害の中に心温まる若者たちの交流が始まったわけだ。

この一連の経過をロリー・デングラー教授とアミア・ミラーさんで一冊の絵本にした。題して『いつまでもともだちでいようね』。英題は『The Extraordinary Voyage of Kamome』。アマゾンで購入可能で、定価は1400円。東京国立博物館ミュージアムショップでも近日中に販売を予定している。

絵本の売上金は、日本では高田高校、米国ではデルノート高校などへ全額寄付される。

51iymjs8gtl_sy368_bo1204203200__2

そのロリー・デングラー教授が近々来日して講演を行う。3月11日(金)に東京国立博物館大講堂で開催されるシンポジウム「津波被災文化財再生への挑戦-東日本大震災から5年-」で基調講演を行う。

シンポジウムの詳細は日本博物館協会のホームページ(https://www.j-muse.or.jp/)、または「311.pdf」をダウンロードしてください。

東の野にかぎろいの立つ見えて

『東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ』

万葉集の中に収められた柿本人麻呂の歌として有名です。現代語に訳せば

『東の野の果てに曙光がさしそめて、振り返ると西の空には低く月が見えている』

ということです

今日2月4日は立春、昨日は節分。時間は次第に春へと向かって進んでいますが、季節は今がもっとも寒い時期です

先月1月26日の早朝、東の空を望むと、それまではまだ真っ暗だった空が少し明るくなっています

R0014012

振り返って西の空を見るとそこには大きな月が沈もうとしていました

R0014013

まさに人麻呂の歌どおりの光景です。この光景をみると春が近づいてきていることを実感します

2016年2月 1日 (月)

マザーテレサの言葉

カルカッタのマザーテレサ


いつが   もっとも素晴らしい日ですか        今日です

なにが   もっとも簡単なことですか         間違えることです

なにが   もっとも大きな障害となりますか      恐怖感です

なにが   おおきな過ちですか            あきらめることです

なにが   諸悪の根源となりますか         利己主義です

なにが   もっとも素晴らしい娯楽となりますか  労働です

なにが   悲惨な敗北となりますか          落胆することです

だれが   良い先生たちとなりますか        子供たちです

なにが   最初に必要なものですか         コミュニケーションです

なにが   もっとも幸せにしてくれますか       人々の役に立つことです

なにが   最大のミステリーですか           死です

なにが   最大の欠点ですか             不機嫌になることです

どんな   人が最も危険な人ですか         嘘をつく人です

なにが   もっとも卑劣な感情ですか         恨むことです

なにが   もっとも素晴らしい贈り物ですか     許すことです

なにが   必要不可欠なものですか         家庭です

なにが   もっとも近道ですか             正しい道です

なにが   もっとも心地よい気分ですか        心の平安です

なにが   もっとも効果的な防御ですか       微笑みです

なにが   より良い薬ですか              楽観的になることです

なにが   もっとも満足を得られますか        義務を果たすことです

なにが   世界で一番大きな力ですか        信じることです

だれが   もっとも必要な人たちですか        両親です

なにが   全ての中でもっとも素敵なものですか  愛(会い)です

 

« 2016年1月 | トップページ | 2016年3月 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

気になる1冊

  • ★井川 聡: 『超高層から茅葺へ』
    海鳥社 2012 日本設計の池田武邦さんがハウステンボスの設計にかけた情熱とその源泉について、ドキュメンタリー的に記されている。茅葺に興味があったので手に取ってみたが、ハウステンボスの設計思想とその実態について初めて知ることが多く、ぜひ一度行ってみたくなった。
  • ★ヨースタイン・ゴルデル著 猪苗代永徳訳: 『オレンジガール』
    命のバトンタッチの意味。
  • ★籔内佐斗司: 『壊れた仏像の声を聴く 文化財の保存と修復』
    一緒に仕事をする機会には恵まれませんが、いつも気になっている方が仏像と修理について書き下ろした本です。
  • ★バージニア・リー・バートン 著 まなべ まこと 監修 いしいももこ訳: 『せいめいのれきし』 改訂版
    恐竜研究の第一人者・真鍋真氏が監修した絵本。絵本と言ってもかなり高度な内容です。生命のバトンタッチを分かりやすく描いたもの。
  • ★日本博物館協会 (編集): 『博物館資料取扱いガイドブック-文化財、美術品等梱包・輸送の手引き-』
    美術品梱包輸送技能取得士認定試験の制度が始まって4年が経ちます。認定試験を受ける人のための教科書であるとともに、美術品の展示、輸送に携わる人々にもとても役立つ本です。
  • ★ケヴィン・ヘンクス著 多賀京子訳: 『マリーを守りながら』
    自分にも娘がいるが、少女のころの彼女の気持ちを理解、解りあえることは難しかった。父親と幼い娘の間の気持ちの揺らぎを描いた作品。
  • ★藤沢修平: 『三屋清左衛門残日記』
    60歳で定年後、特任研究員として再雇用された時、これから先の時間を如何に過ごすか想像できなかったとき、ご隠居という言葉を理解しようと思って読んだ本。
  • ★ローズマリ・サトクリフ著 灰島かり訳: 『ケルトの白馬』
    イギリスの山肌に描かれた巨大な白馬の絵。その起源を求めて太古の物語にヒントを得て描かれた本。敵に滅ぼされた部族に生き残ったわずかな人々が新天地に旅立っても、彼らの先祖が馬乗りの名手であったことを地上に永遠に刻み込むために、敵方のために描いた白馬。
  • ★K.M.ベイトン著 山内智恵子訳: 『駆けぬけて、テッサ』
    血統には恵まれてはいるが、視力に問題を抱えたサラブレッド・ピエロとともに、自分の道を懸命に探し続ける少女テッサが苦難を後超えて、グランドナショナルで勝利をつかむ物語。馬の心理描写が素晴らしかった。
  • ★夢枕獏: 『大江戸恐龍伝』
    真友の立原位貫さんが装幀と各巻扉絵を描いています。